2013年01月30日

ご存知でしょうか？

税理士・会計事務所はすべて同じではないことを!!

　あなたの住む町で税理士・会計事務所の看板を多く見かけることと思います。これらはすべて同じではありません。
　電化製品屋さんに品数豊富で安価な量販店や地元密着型の昔ながらの小売店などがあるように税理士・会計事務所も事業者である以上それぞれ差別化を図っています。
　ここではあなたが税理士・会計事務所を選ぶ上で失敗しないためのポイントをご説明させていただきます。是非参考にして下さい。


得意分野がはっきりしているか

　税理士・会計事務所のサービスは多岐に渡ります。会社設立、独立開業支援、資金調達、節税、経営相談、マーケティング、記帳代行、確定申告、事業計画作成、税務調査立会、リスク管理、Ｍ＆Ａ、事業承継、相続税などさまざまなサービスがある中ですべてオールマイティにこなすところの方が少ないのが現実です。
　あなたは税理士・会計事務所に何を求めるでしょうか？

・小規模だから確定申告だけやってくれればいい。
・独立開業のサポートをしてほしい。
・息子への世代交代の相談に乗ってほしい。
・将来の相続税の相談に乗ってほしい。

など、求めるものは千差万別だと思います。それぞれの税理士・会計事務所が何が得意なのかを見極め、あなたの求めるものが得意分野である税理士・会計事務所を選択しましょう。


料金が明確になっているか

　税理士・会計事務所の料金というものは何にいくらかかっているのかわからないことが多いと思います。メニュー表や料金表のない飲食店に怖くて入れないのと一緒で、税理士・会計事務所もサービス内容と料金がはっきりしていなければ後でいくら請求されるかわからないので怖くて依頼できないと思います。
　ホームページに記載があったり、前もって見積もりをだしてもらえるような税理士・会計事務所を選択しましょう。


相談しやすく、提案をしてくれるか

　小規模であるために相談することがなく確定申告だけやってほしいという方以外については、税理士・会計事務所に求めるものはやはり経営の良きパートナーとして相談ができることと、提案をしてくれることではないでしょうか。こんなことを相談したら怒られそうだとか、こちらから言わないと何の提案もしてくれないのでは高い料金を支払っている意味がありません。
　最近では初回無料相談が増えていますので、一度税理士本人に会ってみてどういう人なのか見極めてから選択しましょう。


年齢が近いか

　前述の相談しやすいかの部分に似ていますが、あなたの年齢に近いということも選択基準のひとつとして検討すべきだと思います。人は年齢が近いとそれだけで親近感が湧きますので税理士・会計事務所と長くお付き合いしたい場合には同年代であることは非常に重要であると言えます。
　中には大御所の先生と呼ばれる方にお世話になりたいとか、勢いのある若い方にお世話になりたいとかのように考えがある場合があると思います。その場合にはもちろんそちらを優先すべきです。


税理士・会計事務所の規模によるメリット・デメリット

　税理士・会計事務所は税理士とパートさんがそれぞれ一人の事務所から税理士や職員が何人もいて法人化されているところまで大小さまざまな規模で経営されています。
　それぞれにメリット・デメリットがありますのであなたが求める税理士・会計事務所に合った規模の事務所を選択しましょう。

	小規模事務所	中規模事務所	大規模事務所
規模	税理士1名とパートさんのみ	税理士1名と職員数名	税理士が数名で職員も数名
メリット	税理士が直接業務に携わる。 きめ細かいサービスができる。比較的料金が低価格に設定できる。	小規模と大規模のメリットを併せもっています。	お客様の規模が大きかったり、業種も多様であるため、ノウハウや情報量が多い。
デメリット	税理士個人のスキルにすべてがかかっているため不得意分野には対応できない場合がある。	小規模と大規模のデメリットを併せもっています。	税理士ではなく職員が業務に携わる。比較的料金が高く設定される。